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ご無沙汰しております。
しばらくぶりに、看護の定義について考える を書き進めようと思います。
今回は、ぺプローについて取り上げ、ペプロ-の看護観を探ってみる事にします。
まずは、ぺプローの略歴から紹介します。
1931年に病院付属の看護学校を卒業。その後心理学で学士、コロンビア大学で博士号取得しました。
日本では1952年に発表された「人間関係の看護論」が有名です。
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ペプロ-の「人間関係の看護論」とは、噛み砕いて説明すると・・・(詳しく知りたい方は自分で勉強してくださいね)
ペプローの理論は、ソーンダイクのニード論、サリバン、フロムの人間関係の理論から影響を受け構成されています。
ペプローは、心理学学士の教育背景から、看護への心理学的理論のアプローチを試みました。
それまでは、非常に緊密な看護師-患者関係は精神看護の分野で扱われる問題と解釈されていたようです。
しかし、ペプローは全ての看護場面で円滑な看護師-患者関係が必要であると訴えています。
ペプローにとって、看護の定義は次のように考えていたようです。
・・・「看護は有意義な治療的人間関係の過程である。看護は地域社会の人々の健康増進するため、様々な人間関係と協力的な機能を果たす。専門職保険医療チームが健康サービスを行う特定の状況においては、看護師は人体の自然回復傾向を助長するような条件を構成する役割を分担する。看護は教育的な手段であり、成熟を促す力であり、人格の創造的、建設的、生産的な方向への発展および個人生活、地域社会生活の進歩を促す事を目指している。」・・・
ペプローの看護理論は、まさに看護とは「看護師-患者の人間関係」を中心と捕らえているとかがすごく共感できます。
さらに、ペプロ-は、患者のニーズの充足をしつつ、患者と共に看護師が共通のゴールに向けて成長しなさいといっています。
ペプロ-は、この患者のために必死に看護師が努力する過程が、看護師の成長を生み、看護の発展につながるのだと言っています。
確かにその通りだと・・・
学生時代、担当患者の為に寝ずに退院パンフレットや生活指導用の教材を作製した事を思い出しました。
段々と看護師として年数を重ねるごとに、そんな事をしなくなってきていました。
それは成長したのかもしれませんが、成長が止まった事でもありますね。
反省です。
忘れていた思いが蘇ります。
「患者さんに、私の情熱が伝わる看護をしたい。」
私が卒業時に言っていた言葉です。
今私は、どれだけ患者に情熱を持って看護しているのか・・・。問いただして・・・
人間味のあるペプロ-博士の思考に触れられました。
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